2013年09月30日の読書
2013年09月30日(Mon)
|
|
|
本日の初読図書: シリーズ、ついに最終巻です。 ……投稿作品って、出版時にはこれだけ手が入れられる場合もあるんですねえ、と思わずしみじみもしてみたり<もはや別物だった シエテや四柱頭の背景、ルーチェの存在意義など、ずいぶん書き込まれて世界観が広がっていたと思います。シエテに後押しされてラグナが国王になるとか、意表をつかれすぎな改変です。新キャラ「シュッとした」「スタイリッシュな」が口癖の、気さくな魔王ハンター、帝王ノーヴェも格好良かった。彼はぜひイラストで見たかったなあ……
しかもちゃんと最初の魔王ザモラが「ここでそう来るか!」と、ナイスな登場をしてみたりと、いろいろ楽しい展開になっています。 ロックが結婚式で両親からの手紙を読み上げて、そしてラグナが視力の良さを発揮したシーンは、不覚にも泣きそうになった……今回のロックは、かなり本気で良い人になってたと思います。 衝撃の事実が「ふーん」「お前なら納得」と流されるシーンは残ってましたが、本気で軽くスルーされて次の話に行ってるし。 シエテさんもずいぶんと御活躍。すっかり良いキャラクターに成長しちゃって。ラグナのトラウマの元凶になった時の、あの小物っぽさとは雲泥の差だよъ( `ー゚)
ただ個人的に非常に非常に残念だったのが、ラストです。 うん、すごく素敵だったよ? 見開きページのイラストなんか、特に素晴らしかったです。 普通に最初からこっちを読んでいれば、とても楽しく納得したでしょう。 ……でもね、でも私は、WEB版でのロックのあの決意が……彼女と生きるために、そしてラグナのために選択したその決断が好きだったんだ! あのラストの衝撃があったからこそ、この作品がものすごく印象に残って、紙書籍も買おうと思ったのに!! ああ、それなのに……(しくしくしく)
あとニンフとノーラの関係が浮いていたというか、ぶっちゃけそこだけマジすぎてちょっと引きました。ノーラだけ救われてないと言うか、ニンフがすべての元凶すぎるというか……ううむ(−ー;)
あ、ところで最後にルーチェがしてた指輪の石は、あれでしょうか、伝説の金策に載っていた『月の欠片』?
「あやつの本当の長所は、その規格外の強さではない。周りが呆れようと、失敗してへこたれようと、自分らしく挑み続ける愚直さだ」
良い言葉です……良い言葉過ぎて心に突き刺さるほどに _| ̄|○ ラグナ、どうか君の心の強さを私に分けてほしい……
|
No.5160
(読書)
|
|
|
|
この記事のトラックバックURL
|
https://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary/sfs6_diary_tb.cgi/201309305160
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|