よしなしことを、日々徒然に……
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 2013年02月07日の読書
2013年02月07日(Thr) 
本日の初読図書:
4001145332三国志〈中〉 (岩波少年文庫)
羅 貫中 小川 環樹
岩波書店 2000-11-17

by G-Tools
児童向け、基本を押さえた『三国志演義』中巻を読了。今回も一週間近くかかりました。あらすじっぽいところは前巻と変わらず。あと人物紹介でネタバレしまくってるところも(苦笑)

……いやしかしなんだ、うむ(笑)
いや、こちらが大元なのは判っていますが、やはり映画『レッドクリフ』関連作品に触れた後だと、孔明さんと周瑜の仲の悪さが本当に際だつというか。

中巻は長坂坡の戦いから赤壁の流れで始まり、劉備が蜀を取って漢中王として即位。三国が鼎立するところまで収録されています。三国志の中でも、たぶん一番ワクワクさせられるあたりなのではないでしょうか。
この先はメインキャラがどんどん落伍していき、世代交代から三国の滅亡へと進んでいくはずですからね……(しょぼん)

そしてやっぱり、柴錬版では割愛されていた妖術? 仙術? などの超常現象がちょこちょこ出てきます。星を見て吉凶を占うのは当たり前。殺されても死なずに雲に乗って飛んで行っちゃう道士とか、首を切られた羊を生き返らせちゃったりとか、いろいろと「良いのかそれは」的な部分がちらほらと。

あと先に読んだ次兄とも意見が一致しましたが、劉備は本当に駄目人間ですな。
こんな上司は欲しくないと、ふたりで声を揃えてしまいました。
とにかく「仁義仁義」、「天意に逆らっては」、「そんな真似をしては世間に笑われる」と、せっかく部下や軍師が出してくれる案をことごとく却下し、ようやく「判った」と頷いたはずなのに、いざ実際現場にのぞむと「やっぱりこのようなやり方は……」と尻込みする。
なんで多くの豪傑や賢人達が、この人に忠誠を誓って下で働きたく思うのか、心の底から判らない(−ー;)
これが国と時代による、文化の差ってものなのでしょうね……

とりあえず今回は関羽や張飛よりも、趙雲とか黄忠とかの、若手・老将あたりが良い味を出していたかと。
No.4544 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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