よしなしことを、日々徒然に……
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 2012年11月03日の読書
2012年11月03日(Sat) 
本日の初読図書:
「メニューをどうぞ(小説家になろう)」〜大迷宮きのこ狩りツアー(11)
 http://ncode.syosetu.com/n7072bd/

高名なシェフだった父を持つ前島栞は、そのとき天中殺と大殺界を足してもまだ及ばないと思えるほどの、人生のどん底にいた。闘病の末に父はあえなく死亡し、億単位の借金ゆえに父の店も家もなけなしの貯金もすべて手放さざるを得なかった。料理人の職はセクハラを受けた末クビになり、婚約者にも逃げられて、何もかもがないない尽くし。
親の七光りがなくなったからだと陰口を叩かれるのにも疲れ果て、誰も自分を知らない所に行きたい……そう思っていた彼女の目に、求人の張り紙が止まった。
『急募 あなたも風光明媚なリゾート地で料理人として働いてみませんか?』
職場は聞いたこともない国にある、国営リゾートホテルのレストラン。調理のいっさいを任せてくれるし、基本給の他に成果次第では上乗せもありえる。ただし休日は不定期なうえ、一度行ったら三年間は何があっても帰国できないと言う。
怪しさ爆発の求人だったが、疲労で判断能力の鈍っていた栞は、現実から逃げ出したいこともあり、その条件に応じてしまう。
そうして彼女の、異世界での生活が始まった。
フィルダニア王国とは、けして聞いたことのない『外国』などではなく、異世界にある国だったのだ。三年に一度だけ二つの世界を繋ぐ門が開き、行き来することができるのだという。
中世ヨーロッパ風、しかしさまざまな魔物や魔法などが存在するフィルダニアでは、異世界(地球)人も、珍しくはあるけれど皆無な存在ではなかった。
見知らぬ様々な食材と個性溢れる人々に囲まれて、彼女はその地には存在しなかった様々な料理を生み出してゆく ――

異世界でお料理をしよう。ほのぼの連作、連載中。
実は異世界(地球)人には常識はずれの魔力があるため、普通の人間では切ることすらできない魔物の肉をさくさくスライスしたり、火をつけるのさえ難しい魔法コンロで長時間煮込みをやったりと、本人まったく無自覚なままいろいろやらかしてます。勘違い系万歳vv
四章目のキノコ狩りツアーは丸々弟子視点なので、栞の自覚ないすごさがあますところなく語られていて、特に楽しかったですvv
No.4298 (読書)

 
 この記事へのコメント
 
iwamoto  2012/11/04/06:18:39 [HOME]
異世界で料理?
「南極料理人」という映画をテレビで見ました。 原作としてエッセーがあったそうです。
観測隊を派遣している本部が、隣の隣の街にあります。

 
No.4299
 
神崎真  2012/11/04/20:52:37
南極料理人、ですか。
残念ながら映画も原作も見たことがないのですが……限られた食材、限られた環境の中で、いかに人々を飽きさせないバリエーションを作っていくのか、想像するとおもしろそうですね。
南極というと、私の世代ではやっぱりタロジロ、かなあ。映画は今に至るまで見ていませんけど、子供向けの本でいっぱいとりあげられて、図書館とかで読んだ記憶が懐かしいです。
 
No.4300

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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