2012年06月17日の読書
2012年06月17日(Sun)
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本日の初読図書: 何度フラられてもそれを認めない、ちょっと思いこみの激しい山岳部員が失恋を自覚するまでのお話「12月27日」。 温泉旅館で計画殺人を起こした、粉飾決算企業社長の犯したミスは「転落」。 江戸時代にいた対照的な二人の仏師。彼らにまつわる謎とその答え「木片」。 森羅の三人の義父のひとりモーリスが、オランダの警察に拘留された。紛失した博物画の行方と、自分がやったと言ったきり口を閉ざすモーリスの真意はどこに「犀の図」。
以上四編。 CMB は姉妹作 QED に比べて一話一話が短く、扱っている内容も幅広くって、個人的に好みです。 しかし気がつくとこのシリーズももう20冊ですか。早いなあ(驚) 今回はなんと言っても、森羅の父達の最後の一人、モーリス・ランドさんにつきるでしょう。いやあ、他の二人にまったく劣らない、エキセントリックかつ個性的なキャラで、失望させられませんでした。ってか、三人の中ではこの人が一番好きかも? 特にちょっぴりツンデレっぽい所とか(笑) ただ絵が隠されていた場所が、警察の大捜索で見つからなかったというのは、ちょっと引っかかりましたね……回想シーンでは、ちゃんと引き出しも抜いて探してるのに。あと、あのテグストリックはけっこう無理があると思う……
そして「12月27日」に登場したアイテム「フズリナの化石」は、私も小学生の時に部活で採集したことがあったので、強烈に懐かしかったです。そっかー、あれって示準化石なんて代物だったんだー、と今さらながら感心させられたり。
次巻ではマウの過去が明らかになるとか。ううむ、読者の興味を逸らさせない予告だ……
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No.3828
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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