2011年11月28日の読書
2011年11月28日(Mon)
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本日の初読図書: やる気も推理力もない、ただありえない確率で手がかりを「偶然」引き寄せる。そんな才能を持つ調査事務所所長のお話、2冊目。 1巻がゲストキャラと状況説明ばかり目立つ話だったので、続編に期待していたのですけれど……今回もやっぱりそんな感じでした。むしろ輪をかけてメインキャラが空気。 さらに言うなら、ゲストキャラの人間関係がややこしすぎて、もうなにがなんだか。 離婚再婚養子縁組が入り乱れ、資産家の遺産相続問題ががっぷり三つ巴。名前だけ出てきた登場人物含めるなら、三十人ぐらいいたんじゃなかろうか(汗) そしてゲストキャラ達は相変わらず、気っ風の良い男前な味方と下劣で低能な悪役という感じ。味方はどこまでも魅力的で、悪役はどこまでもお粗末です。 んー……せっかく設定を個性的にしてあるのだから、もうちょっとメインキャラ達を活躍させてほしいなあと思いました。話の展開も、視野の狭い思い上がりの資産家をこき下ろすという、前作と同じパターンでしたし。 しかも今回は、せっかくの太朗ちゃんの特異体質もそんなにクローズアップされてなかった感じだったりとか、思うところはいろいろと。 まあ気軽に楽しく読めたことは確かなんですけどね。 まさにコピーの如く「事件はあっても推理はない」という感じでした。
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No.3503
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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