2011年07月24日の読書
2011年07月24日(Sun)
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本日の初読図書: 女子大生の水町立夏は、霊が見えたり動物に異常に好かれるなどの特異体質により、幼い頃から孤立していた。地元を離れ一人暮らしになった今でも、人間不信は変わらない。そんな彼女を支えてくれるのは、犬のシキと猫のルリ、カラスのクロハの三匹。彼らは立夏が子供の頃から共に暮らしているのだが、何故かこの三匹には言葉までが通じてしまうのだ。おかげで「動物に話しかける頭のおかしい娘」というレッテルをも貼られてしまうものの、その存在はかけがえがない。 そうやって一人と三匹で暮らしていた立夏達だったが、ある日バイト先の雇い主が強盗に襲われ、雇い主は意識不明の重態、ペットの犬は殺されてしまうという事件が起きる。やがて殺された犬の霊を見つけてしまった立夏は、それがきっかけで探偵の高倉と知り合う。彼は人や霊のオーラを見られるという特殊能力を持っており……そしてなんと、立夏以外で初めて、三匹の言葉を聞き取ることができる人物だったのだ。 以後も立夏は何度も霊関係の事件に巻き込まれ、三匹や高倉と共にそれを解決してゆく。そんな中で、彼女は高倉を意識し始め……
読み切り連作のオカルトミステリー。 山内さん独特の、「可愛い絵でほのぼのだけど、ときどきゾッとするほど怖い」お話たちです。以前文庫で二冊ほど出ていたのを、今回大判コミックスで再版されました。1〜2巻の収録作は変わらないそうなので、3巻だけを購入。3巻の収録は「愛がたりない」、「翼をください」、「君に出会う運命」、「ハムスターを愛する男」、「夢見の森」の五作。ハムスタ〜以外は雑誌で見た記憶がありました。もっともどれも結末は頭からすっぽ抜けていたり。一粒で二度美味しい? 立夏と高倉さんは、三巻一話目でようやく両思いの恋人同士になりましたが、そこから先もぜんぜん進展がなくてじれったいったら。大学生の立夏はともかく、高倉! お前どう考えても三十前後やろ? もうちょっとこう、リードしてやれよ! と言いたくなります。 あと私、勝手にこれが最終巻だと思っていたんですけど、どうやら違ったみたいです。フリートークで某ゲストキャラを「また描いてみたい」とか書かれてますし。続いてくれるのは素直に嬉しいので、楽しみにしておきたいです♪
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No.3284
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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