2010年11月07日の読書
2010年11月07日(Sun)
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本日の再読図書: 虹北学園のすぐそばにある幽霊坂。その下にある桜林公園に、夜全身が光る「夜光怪人」が出没するという噂が広まっていた。その夜光怪人は、ふわふわと踊るような動きをし、なんと頭がすっぽり外れるのだという。 セ・シーマの伊藤さんはその噂を調査して記事にしたいというのだが、夏の暑さと面倒が大嫌いな教授は、まるで気乗りしない。 一方、〆切を間近にかかえた虹北学園文芸部では、お寺の娘 千秋が最近父の様子がおかしいとレーチに相談をかけていた。 和尚が解こうとしていたのは謎の暗号。その暗号と謎の夜光怪人とに関連性はあるのか。暗号を解いた先に見えてきたのは……?
シリーズ5作目。 内容はほぼ覚えてないんですが、中にあった神社の見取り図が記憶の琴線に触れるので、たぶんきっと再読図書。じつはけっこう読んでたみたいです。このシリーズ。 そのせいか、読者への挑戦はほぼクリアできました。このシリーズは割と予定調和的な謎が多いと思います。 ……そして「キガチガウガ、シカタガナイ」という和尚の呟きに食いついてしまう私は、金田一ファン。 作中に出てくるマンガで「長髪の主人公が、『謎はすべて解けた!』という」のも「眼鏡をかけた小学生が『犯人はおまえだ!』という」のも、元ネタ判ったんですが「医学生が『少しは学習したまえよ、山田くん。』という」のが判りませ……って、ああっ、もしかして神谷悠さんの迷宮シリーズか!? ばりばり少女マンガなのに読んでるのか、はやみねかおる(♂)!!
あと作中出てくるレーチの一人称が微笑ましいやらおかしいやら。青春だなあ、中学二年生(サムズアップ)
……そして今回の解決も、教授は気持ちの良い結果を残してくれます。 「みんなが笑顔になれるような解決」。推理物ではなかなか難しいだろうそれをやってくれるところが、このシリーズの魅力だと思うのでした。
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No.2925
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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