W-ZERO3 でアラーム・タイマー
2007年03月25日(Sun)
どうも先日から手こずらされている、ゼロさんのアラームまわり。ようやく落ち着いてきたっぽいので、まとめてみます。 まず標準のアラームですが、メリットは「くり返し指定ができる」、「曜日指定ができる」の二点。 デメリットは ―― あくまで私の環境の場合ですが ―― 「気がつくと同じアラームが多重設定されている」、「鳴り終わってもアラームが消えていないことがある(本体をソフトリセットするたび鳴り始める)」、さらに「設定から削除しても消えない場合がある」というあたり。 どうも「設定」→「時計とアラーム」から削除する場合は、単にチェックを外すだけではなく、曜日指定を全部消してから全体のチェックを外した方が良いようです。 とかまあそんなわけで、標準アラームはどうも不安定ですし、どのみち三つしか指定ができないので、曜日指定が必要なもの(目覚まし)以外はフリーソフトを頼ることにしました。 いろいろ試した結果、自分的に一番だと感じたのがこちら。 ■AP-TIMER http://cefactory2.hp.infoseek.co.jp/ 任意のプログラムを、指定した日時に実行させるソフト。別途 pcshell.exe V2 が必要ですが、同サイト内で入手することができます。 ポイントは「設定数に制限なし(メモリ依存)」、「起動プログラム種類に制限なし」、「サスペンドからの起動に対応(プログラム種類による?)」というところでしょうか。 ちなみにデメリットは「操作方法が判りにくい」、「常駐させておく必要あり」、「起動するたびにGOボタンをタップしなければならない」というあたり。 起動したところはこんな感じ。
赤字で書いてあるのは私の覚え書きメモです。 タスクを追加したい場合、まずQボタンを押すと現在の時間がフォームに入るので、キーボードを使って詳しい時間を指定。毎日同じ時間に鳴らしたいのであれば、 Rep にチェックを入れる。で、 Browse ボタンを押して、起動したいファイルを指定。ちなみに マイドキュメント配下か miniSD 内のファイルしか指定できないので、それ以外を指定したい場合は GsFinder などでファイルパスをコピーし、直接ボックスに貼り付けるといけます。右側の小さいボックスには、パラメーターつきで起動したい場合の引数を入力。 設定が終わったら Add ボタンを押して予約を一覧に追加。最後に Go ボタンを押すと、「 Timer Set! --Tap 'OK' to suspend 」のメッセージが出るので、「OK」を押すと本体がサスペンドされ、指定した時間がくるとプログラムが起動されます。「キャンセル」を選択するとサスペンドはされませんが、やはり時間がくればプログラムが起動されます。 ←キャンセルボタンを押すと、この画面(Stand-by Mode)になります。 予約の追加・変更をしたい場合は Edit をタップすると元の編集画面にいけます。変更したい予約を選択して編集→ Mod のタップで変更を上書。 Add のタップで元の予約はそのまま新たに予約が追加。 Test は指定したプログラムのテスト起動、 Del は選択した予約を削除。 予約の変更をしたあとは、忘れずに Go ボタンを押してサスペンドするか Stand-by Mode にしておくこと。 使い始めてから既に十日になりますが、いまのところ設定した予定は順調に動いてくれています。 ただ、サスペンド状態からの復帰は、起動するプログラムによって、できるものとできないものとがあるようです。 以下はとりあえず試したもの、 SandGlass >問題なく起動、画面がつきバイブも音も鳴る。 wav ファイル>問題なく起動、画面がつき音が鳴る。 SetManner >画面はブラックアウトしたままだが、問題なく動作。 TaskMan >画面はブラックアウトしたままだが、問題なく動作。 TXT ファイル>画面はブラックアウトしたままだが、起動している。 mp3 ファイル>画面はブラックアウトしたまま。起動もしているが鳴らない。サスペンドから復帰した段階で鳴り出す。 と、いったところ。 ただしこれはあくまで私の環境での状態なので、別のマシンではまた違う結果が出るかもしれません(苦笑) 私の使い方は、 AP-TIMER をスタートアップに登録して、再起動するたびに自動で起動→ 手で Go ボタンをタップ。毎日 23:30 に SetManner でマナーモードをON。 6:30 に同じくマナーモードを解除。深夜に一度 TaskMan で全アプリ終了。あとはお昼や定時などに SandGlass で音とバイブを鳴らしています。 ちなみに SandGlass は1秒のショートカットを作成して使用。音とバイブが一度に鳴らせるうえ、時間をおいてくり返すこともできてなかなか便利です。惜しむらくは SandGlass だと mp3 の指定ができないことですが、私は本体内蔵の spl_suspend.wav を愛用しているので無問題。 どうしても mp3 を使いたいならば、mp3 ファイルを鳴らす予約をした1分後に、短い wav ファイルや無音指定した SandGlass などを起動することでサスペンドから復帰させる、という手段が使えるかもですね。予約指定も、鳴り終えたあとプレイヤー等を閉じる手間も倍になりますが。 ■Sand Glass http://www25.big.or.jp/~hidea/mobile/sandglass.php サスペンドからでも鳴ってくれる“お手軽一発タイマー” 音やバイブの組み合わせは5パターンまで設定可能。ショートカットから起動することで、パターンと秒数を任意指定した状態で開始できます。 あと、アラームまわりの整備をするなら、こちらのソフトも入れておくと便利です。 ■WakeApp http://www.kent7.com/holly/wakeapp/ 基本的な機能は AP-TIMER と同様ですが、惜しいことにくり返し指定ができません。 その代わり常駐不要。使い方が判りやすく、アプリケーションイベント(デバイスの起動時など)にもアプリ起動指定ができます。臨時に一回だけ指定するなら、こちらの方が便利なんじゃないかと。 そして重宝するのが「イベント削除」機能。 WakeApp で指定したイベントだけではなく、その機械に登録されているすべての通知イベント ―― すなわち標準のアラーム機能で設定したアラームをも ―― 削除できます。なので知らない内に多重設定されたアラーム、既に終了したのに消えていないアラームを削除するのに、実に重宝しております。 ただし必要なイベントをも削除してしまう危険性をはらんでいるため、イベント削除にはくれぐれも注意が必要です。特に ActiveSync まわりのイベントなどを消してしまうと、最悪本体フォーマットの憂き目にあうそうです(汗)
No.1237
(電脳)
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プロフィール
神崎 真 (かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。