リリア
(第八話「南方の姫君」時に外見17、8歳)



 亜人種の一種、有鱗人。本名は普通の人間に発音不可能なので、今の名をフェシリアが名付けた。
 虹の光沢を帯びた透明感のある銀髪は、流れ落ちる水のような、癖のないそれ。ガラス玉に似た澄んだ水色の瞳。透き通るように白い肌。耳元は、髪に隠れて見えないが、よく見ると魚の鰭のようなものが生えている。
 一目で亜人種と知れる容貌だが、その繊細な美しさは見る者の目を奪わずにはいられない。常に喉元から手の甲までを覆う、侍女服をきっちりと着込んでいる。両手には婦人用手袋。侍女の鑑のような少女。年齢はフェシリアより2、3上に見えるが、はっきりしたところは不明。
 観賞用の奴隷として海賊船にとらわれていたところをフェシリアとレジィに救われる。自由の身になったは良いが、帰る場所が判らないと言うので、フェシリアが周囲の反対を押し切り侍女にした。命の恩人である二人に心酔している。後ろ盾やしがらみが全くないだけに、フェシリアも彼女を信頼している(そしてそれを彼女に対し、面と向かって口にしている)
 服の下、特に背中側に水色の鱗が密生している。水に入ると、水中に適したようにひれが起きあがり、指の間に水掻きを生じる。また乾きに弱く、日に数度水を浴びないと弱ってしまう体質がある。





前頁    概要目次へ    次頁

オリジナル小説書架へ

閲覧室へ


Copyright (C) 2003 Makoto.Kanzaki, All rights reserved.