エドウィネル=アル・デ=ゲダリウス=フォン・セイヴァン
(第八話「南方の姫君」時に27才)



イラスト協力 鳥田彰子嬢 エドウィネル=ゲダリウス  すっきりとまとめられた金茶色の髪。前髪をオールバックにし、数本額に垂れかかっている。濃い翠緑色の瞳。元々は白人系の肌だが、良く日に焼けて健康的な色に。背はロッドよりわずかに低いが(アートよりちょびっと高い)厚い胸と広い肩を持つ、鍛え上げた武人の体格をしている。文句なしの偉丈夫。彫りの深い顔立ちで鼻筋が通っている。ゲルマン系?

 セイヴァン王家、第一王位継承者。ちなみに名前の「アル」は貴族男子を「デ」は跡取り(嫡子)であることを示し、「フォン」は王位継承権を有すること「セイヴァン」が家名。つまり彼の名前は「セイヴァン王家の第一王位継承者、エドウィネル=ゲダリウス」ということになる。元々はアルス公爵家の嫡子だったので最後が「フォン・アルス」だった。
 責任感の塊のような人。人格者で通っており、王位継承者としてどこからも文句は出ない男だが、あえていうなら華に欠けるか。独身で浮いた噂ひとつなく、周囲からは子作りをせっつかれている。

 聾唖である異母妹ユーフェミアを溺愛。彼女のために指文字を覚えた人。アートとユーフェミアの微笑ましい交流を心よく見守っている。懐の広い人でロッドの暴言も笑って受け流せるが、そのぶん周囲との板挟みになって苦労している。

 右手首に水色の宝珠がはまった銀色の幅広の腕環(セイヴァン王太子の証)をはめている。





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