用 語 集
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■キメラ(獣人種) |
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合成細胞に動物の遺伝子を組み込んで作成された、人造生物。 旧世界においては特権階級の愛玩用という位置づけの贅沢品だったが、大変動で人口が激減したのちは、使い捨ての労働力として規格化され、工場で大量生産されるようになった。 近縁種同士であれば子供が生まれることもあり、その場合は工場生産の第一世代と区別して、第二世代、第三世代と呼称される。 耳が細く長いこと、虹彩のバランスが白目に比べて大きいこと、猫や爬虫類系など一部の種は瞳孔の形が変わっていること、髪や目の色にバリエーションが多いぐらいで、基本的には人間とそこまで外見的差異はない。が、雰囲気などからほぼひと目でそう見分けられる。 なお、各自の種族については外見では判りにくい場合も多く、基本的には名乗る際に口頭で自己申告している(種族によって得意不得意があるため)。 |
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■レンブルグ | ||
大陸の西部に位置する都市。 昨今、獣人種にある程度の権利を認める風潮が増えつつある中でも、特に人間と同等の市民権を認めている、珍しい都市。 ただし根強い差別意識は残っており、就職や住居に関する実質的な区別は、厳然として存在する。 現在ほとんどの獣人種が居住しているのは、開発に取り残され半ばスラム化した東南の一角で、一般的に「キメラ居住区」と呼称されている。 なおレンブルグの義務教育は、6〜15歳の9年制。 ルディの通う学校は一般居住区にあり、1クラス40人の3クラスで、1学年120人。全校で1080人。うち十二人ほどが獣人種。都市内には他にも学校がいくつもある。 人間種はその多くが高等学校へと進学するが、獣人種の場合はよほど特殊な環境にでもない限り、十五で卒業してすぐ働き始めるのが現状。 |
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背景画像は フリー写真素材ぱくたそ 様と
GATAG|フリー画像・写真素材集 4.0 様から
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