ハロルド=ヴィドゥーシャ(愛称ハル)
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年齢は三十前頃。カインと張る長身に、がっしりと肉の付いた体格。二の腕など筋肉が盛り上がった、いわゆるマッチョマンタイプだが、本人は女性、しかもほっそりとして儚げなタイプに(自分がそうなりたいという意味で)憧れている。 顔の造りも全体にいかつく、笑うと唇の端から牙がのぞく。小さくて可愛いものをこよなく愛するおひと。 硬く荒い髪は灰の混じった茶褐色。伸ばすとざんばらになってしまうのでしかたなく短くしているが、それでも多少長く、ホウキ頭に。服装も、見苦しくなることを自覚しているので、泣く泣くシンプルな男物を愛用。片耳に小さな金色のリングピアス。瞳は金の混じった翠緑。 普段の言動は行き過ぎなぐらいの女言葉で、カインと料理の話をしたり、ジーンの髪をいじらせてもらうのが大好き。(ジーンが髪をかまわせるのは、カインとハルの二人だけ。元はカインだけだったが、ハルに泣き落とされた) しかし本気で怒った時などは男言葉になり、後で「いやっ、私ったらなんてはしたないっ」っと嫌々をして、周囲を気味悪がらせることも。 獣人種の特性で腕力や運動神経は発達しているが、戦闘訓練を受けたことなどはなく、基本的に頭脳労働派なので、その道のプロが相手だとあっさりやられてしまう。 表の顔は腕利きの解析屋兼ジャンク屋(違法すれすれだが、あくまで合法)だが、裏で趣味の情報屋(こっちはたまに違法)もやっている。情報は気に入った相手にしか売らず、ジーン達はお得意さまの一人。どんなつてでか、オンラインには入力されていない情報も手に入れてくるので重宝されている。 某、交通の要所に存在する活気あるスペースコロニーの裏町に仕事場を持っているが、割と神出鬼没なところも。実は旅行好きかもしれない。 |
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