想いの全ては、ただ目前のものを観賞することだけに向かう。
 その、美しい顔容かんばせ)を。
 透き通るかのような、なめらかに白い頬。唇が鮮やかに紅を含んで染まっている。黄金の透かし細工の冠の下、すっきりと広い額に、華のような、炎のような模様が描かれていた。その顔料もやはり、紅い。
 
 さしのべた手に重なる、白い手の幻。
 ゆったりと傾けた首から流れ落ちる長い黒髪に、篝火の明かりをはね返して光る、幾つもの装飾。見上げてくる瞳は血の色を浮かべて鮮やかに赤く、その中に私の姿を映し出している ――





画像汚くてすみません(爆涙)便せんの裏に描かれていたこれを
取り込んだの、神崎なんです。コレが精一杯でした(号泣)

言葉にできぬこの溢れんばかりの感謝を込めて、とりあえずイメージ文など
つけてみました。この絵の素晴らしさを損なっていなければよいのですが……


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